こんにちは、としきです。
この疑問にお答えします。
私はYahoo! JAPANという会社で8年間働き、Webマーケティングの管理職をやってきました。
Yahoo! JAPAN退社後は独立して数々の企業さんのマーケティングのお手伝いをしています。
今回はそんな私がマケキャンbyDMM.comについて以下を解説します。
この記事でわかること
- マケキャンで学べるスキル(=広告運用メイン)
- なぜ広告運用がメインなのか
- マケキャンで学べないWebマーケティングのスキル
- そのスキルを習得するための方法
マケキャンのカリキュラムは広告運用がメイン
マケキャンのカリキュラムは広告運用がメインに作られています。
具体的にはこのあたりですね。
マケキャンで学べる主なスキル
- リスティング(検索広告)運用
- ディスプレイ広告運用
- SNS広告運用
- データ分析
- 広告出稿の戦略立案
リスティングやディスプレイ、SNSなど代表的な広告を軸に、戦略立案、運用方法、分析方法を学びます。
これら広告運用スキルをメインにしているのには理由がありまして、第三者の推測も含みますが以下です。
広告運用をメインにしている理由
- Webマーケティング業界で安定した需要がある
- 需要に対して人材が少ない(転職しやすい)
- 一度スキルを習得すれば再現性が高い
- スキルは3ヶ月程度で習得できる
- 数値化しやすいためスキルを証明しやすい
いま現在の転職市場でも、これら広告運用ができる人材の需要はとても高いです。
2019年にはネット広告費がテレビ広告費を追い抜いており、この流れは今後ますます加速します。
需要は急拡大しているのですが、これらを運用できる人材は限られているのが現状です。
そして、広告運用はルールやコツ、テクニックなど一定のセオリーがあります。
後ほど説明するように「SNSでバズらせる」などもWebマーケティング施策の一部なのですが、こういった施策はある程度の感性やセンスが必要です。
しかし広告運用であれば、セオリーを学べば高確率で成果を出すことが可能です(再現性が高い)。
そして、そのスキルは3ヶ月ほど全力で学習すれば習得が可能です。
他のマーケティング手法では習得までに1年以上かかるスキルもあるので、Webマーケターに早く転職するには広告運用が適していると言えます。
売上などの数値でしっかり成果が証明できるので転職しやすいことも広告運用がメインになっている理由ですね。
カリキュラムの詳細はこちらの記事でも紹介しています。
マケキャンで「学べない」スキルとは
マケキャンで学べるのは広告運用がメインだという紹介をしました。
ここからはWebマーケティングの中でも、マケキャンで「学べない」スキルにはどんなものがあるかを紹介します。
Webマーケティングは非常に範囲が広いので、ここでは一例として紹介しますね。
マケキャンで「学べない」スキルの例
- SEO(検索結果で上位に表示させる対策)
- SNSでバズらせる方法
- メルマガやDM
- 市場調査の方法
- 商品設計
- ブランディング
ちなみに、これらのスキルはマケキャンに限らず他のマーケティングスクールもカリキュラムに入れていません。
1.SEO(検索結果で上位に表示させる対策)
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で「検索エンジン最適化」という意味です。
GoogleやYahoo!の検索結果の上位に、自社のWebサイトを表示する施策ですね。
こちらは需要はあるのですが、どのマーケティングスクールの学習内容にも入っていません。
理由は、広告運用と違い「転職できるレベルのスキルを習得までに時間がかかる」ためです。
どれだけ早くても半年程度はSEOを勉強し続けないと、企業に求められるレベルに達するのは難しいでしょう。
ただ、SEOをやるにはGoogleやYahoo!の検索の仕組みを理解しておくことが必要です。
マケキャンではリスティング広告を学ぶ過程でそうした仕組みを学ぶので、将来的にSEOをやりたいと思っている場合もマケキャンで学んだことが生きるはずです。
2.SNSでバズらせる方法
こちらもマーケティングスクールでは学べません。
先ほど紹介したとおり、SNSでバズらせるにはセオリーやルールがありません。
「こうすれば絶対にバズる」という正攻法がないのです。
したがって、ある程度は試行錯誤する時間が必要で、スクールとして短期で学ぶ科目には適さないのです。
ただ、マケキャンでは「SNS広告」を学べるので、そこでSNSのアルゴリズム(仕組み)も理解できます。
その理解をもとにまずWebマーケターに転職し、そこで経験を積みながらSNS運用に挑戦するのが近道です。
3.メルマガやDM
こちらもカリキュラムには入っていません。
メルマガやDM(ダイレクトメール。個人向けの印刷物など)は求人としての需要は下がってきているので、どこのスクールもカリキュラムには入れていないようです。
そういう意味ではあまり気にしなくてよいかもしれません。
数字の考え方やデータ分析の仕方は広告とも近いところがあるので、もしメルマガやDMをやる場合でもマケキャンで学んだ知識で問題なく乗り越えられるはずです。
4.市場調査の方法
市場調査もカリキュラムには入っていません。
市場調査とはアンケートやインタビューなど様々な手法を通して、市場の状況をデータ化することです。
マーケティングスクールでアンケートやインタビュー手法を学ぶことはできませんが、マケキャンでは「顧客課題分析のポイント」というカリキュラムがあります。
市場全体に主眼を置いた調査ではありませんが、顧客の課題を分析するときの一要素として市場分析は入ってくるので、ある程度の基本的な思考法は学ぶことができます。
マケキャンで学んだ基本思考をベースにすれば、Webマーケターとして転職した後に本格的な市場調査に挑戦することもできるでしょう。
5.商品設計
お客さまが求めている商品やサービスを設計することもマーケティングの一部です。
ただ、本格的な商品設計の手法はカリキュラムには入っていません。
なのですが、市場調査と同様に「顧客課題分析のポイント」を学習すればある程度の思考法を身につけることは可能です。
なぜかと言うと、
商品設計=顧客の課題を解決できる商品を作ること
でもあるからです。
顧客の課題は例えば
- 売り上げが足りない
- リピーターが少ない
- 利益率が低い
など様々ですが、こうした課題を解決できる商品設計をすることが重要です。
顧客の課題を解決するには課題分析をしなければなりません。
この最も重要なプロセスはカリキュラムに含まれているので、もしも本格的な商品設計をする場合もゼロからの挑戦にはなりません。
6.ブランディング
ブランディングとは、企業やブランドのイメージを向上させる一連のマーケティング施策です。
これを教えてくれるスクールはありません。
- 手法をマニュアル化しづらい
- マーケターの感性や経験に頼る面が大きい
- 会社や業界で正解の手法が違う
この辺りが理由です。
未経験からブランディングに挑戦することはハードルがかなり高いです。
ブランディングをするにはWebマーケティング全般の知識が必要なので、まずはWebマーケターに転職しましょう。
広告運用以外のWebマーケターになるには
マケキャンで学習できないスキルを紹介しました。
ここからは、マケキャンで学習できない分野のWebマーケターになるにはどうしたらよいかを紹介します。
結論としては、
まずは広告運用でWebマーケターになって、その後に他分野に挑戦する
これが最短です。
主な理由はこちらです。
- まずはWeb業界に飛び込めないと始まらない
- 広告運用以外のスキルを身につけられるスクールがない
- マケキャンで学んだ広告運用スキルは他分野にも生かせる
まず、大前提として未経験からWebマーケターになるハードルは高いです。
そこで、まず転職成功率98%のマケキャンを卒業してWeb業界に所属してしまいましょう。
事前に広告運用以外のスキルを身につけられればよいのですが、残念ながらマケキャンを含めて先ほど紹介したようなスキルを教えてくれるスクールはありません。
となれば、これらのスキルを学習する方法はWeb業界に転身し実務をこなす以外にないですよね。
そして、これまで紹介してきたように、広告運用以外の分野に挑戦するとしてもマケキャンで学んだスキルを生かすことができます。
マケキャンでは顧客の課題分析や戦略立案の方法など普遍的なテーマも扱うからです。
ここは他スクールとの違いですね。
なので、広告運用以外のWebマーケターになりたいなら、順番としては
- まずはWeb業界に身を多く
- 広告運用以外の分野にも挑戦する
- その分野で成果が出始めたら本格的にその分野に転身する
これが最短かと思います。
まとめ
今回はマケキャンで学べるスキルと学べないスキルを紹介しました。
マケキャンは広告運用がメインで、マケキャンでは学べないマーケティングスキルは確かにあります。
例えばこのあたりでしたね。
マケキャンで「学べない」スキルの例
- SEO(検索結果で上位に表示させる対策)
- SNSでバズらせる方法
- メルマガやDM
- 市場調査の方法
- 商品設計
- ブランディング
もしこの辺りの分野でWebマーケターになるにしても、まずはWebマーケターになってしまうことがおすすめです。
以下が理由でした。
- まずはWeb業界に飛び込めないと始まらない
- 広告運用以外のスキルを身につけられるスクールがない
- マケキャンで学んだ広告運用スキルは他分野にも生かせる
広告以外のWebマーケティングをしたくても他に教えてくれるスクールがない以上、転職後に実務で経験を積むしかありません。
それにはマケキャンは良い選択だと思っています。
マケキャンには他にもメリットがありますし、もちろんデメリットもあります。
私のブログでもいろいろ紹介していますし、気になる点があればマケキャンの無料カウンセリングもおすすめです。