こんにちは、としきです。
この悩みにお答えします。
私はYahoo! JAPANという会社で8年間働き、Webマーケティングの管理職をやってきました。
Yahoo! JAPAN退社後は独立して数々の企業さんのマーケティングのお手伝いをしています。
今回はそんな私の立場からマケキャンbyDMM.comと他のマーケティングスクールを徹底比較します。
マケキャンとテックアカデミー&デジプロの違いは?
先に結論をお見せします。
主な違いは以下です。(詳細な比較表はすぐ下にあります)
- 必要な期間と学習時間(最も濃く学べるのはマケキャン)
- 学習内容(マケキャンのみ戦略面を学べる)
- グループワーク(マケキャンのみあり)
- 転職サポート・転職保証(マケキャン一強)
- 受講料(マケキャンが最も高額)
- 無料体験(TechAcademyはあり。マケキャンは無料カウンセリング)
比較の詳細はこちらです。
マケキャンbyDMM.com | TechAcademy | デジプロ | |
学習期間 | 3ヶ月 | 1〜4ヶ月 ※1 | 2〜3カ月 |
学習時間 | 20時間〜/週 | 10〜50時間/週 ※2 | 4時間〜/週 |
学習内容 | ・戦略立案 ・データ分析 ・広告出稿の実務 | ・データ分析 ・広告出稿の実務 | ・データ分析 ・広告出稿の実務 |
授業形式 | オンライン+対面 ※3 | オンライン | オンライン |
パーソナルメンター | ○ | ○ | ○ |
グループワーク | ○ | × | × |
転職サポート | ○ | △ | × |
転職保証 | ○ | × | × |
受講料(税別) | 598,000円 | 149,000円〜299,000円 | 350,000円 |
入会金(税別) | 30,000円 | 0円 | 30,000円 |
無料体験 | ×(無料カウンセリングあり) | ○ | × |
※1:プランによる(4週間〜16週間コースあり)
※2:プランによる(4週間コースの場合40〜50時間、16週間コースの場合10〜13時間)
※3:いまは新型コロナウィルスの影響ですべてオンラインです。
では、主な違いを分析していきます。
1.必要な期間と学習時間(最も濃く学べるのはマケキャン)
まず卒業までの期間と必要な学習時間が違います。
マケキャンbyDMM.com | TechAcademy | デジプロ | |
学習期間 | 3ヶ月 | 1〜4ヶ月 ※1 | 2〜3カ月 |
学習時間 | 20時間〜/週 | 10〜50時間/週 ※2 | 4時間〜/週 |
※1:プランによる(4週間〜16週間コースあり)
※2:プランによる(4週間コースの場合40〜50時間、16週間コースの場合10〜13時間)
上記の情報は公式ページなどで発表されている情報です。
ここで、これらの情報を元に卒業までの総学習時間を計算してみましょう。
以下のようになりました。
マケキャン:240時間…20時間/週 × 12週間(3ヶ月)
TechAcademy(4週間コース)200時間…50時間/週 × 4週間(1ヶ月)
TechAcademy(16週間コース)208時間…13時間/週 × 16週間(4ヶ月)
デジプロ:48時間…4時間/週 × 12週間(3ヶ月)
この総学習時間が何を意味しているかというと、「どれだけ濃い内容を学べるか」です。
多くの学習時間が必要な方が学べる内容が濃いはずですよね。
このように計算してみるとマケキャンが最も濃密な学習になることがわかります。
どのスクールを選ぶにしても高い受講料がかかるので、どうせなら濃い学習ができる方が良いですよね。
2.学習内容(マケキャンのみ戦略面を学べる)
学習する内容も違います。
マケキャンbyDMM.com | TechAcademy | デジプロ | |
学習内容 | ・戦略立案 ・データ分析 ・広告出稿の実務 | ・データ分析 ・広告出稿の実務 | ・データ分析 ・広告出稿の実務 |
3社とも広告出稿の実務やデータ分析が学べますが、マケキャンのみ戦略立案を学ぶことができます。
マケキャンの総学習時間が多い理由の1つがこちらです。
そして、Webマーケティングとしてキャリアアップしていくにはこの戦略立案こそ重要です。
戦略を考えられないとただの作業者ですよね。
戦略立案ができないと入社後は裏方に徹することになるかと思います。
一方で、戦略立案のスキルがあれば
- 管理職になれる
- お客さんに提案する立場になれる
- 独立も狙える
こうしたメリットがあります。
将来的な年収アップのためにも戦略が学べるのは大きなメリットです。
3.グループワーク(マケキャンのみあり)
カリキュラムのなかにグループワークがあるのもマケキャンだけです。
このグループワークも重要でして、これを通して実践スキルを学べます。
- どのように戦略を考えるべきか
- どのようにお客さんに提案するか
こうしたことを、実際の仕事と近いシチュエーションで学ぶのがグループワークです。
グループワークがなくても、広告運用の作業者になることはできます。
他スクールはカリキュラムに戦略立案がありませんし、広告運用の作業者を育成することに重きを置いているようですね。
しかし、Webマーケティングでキャリアアップしたいなら戦略立案とグループワークは必須です。
4.転職サポート・転職保証(マケキャン一強)
転職サポートや転職保証についてはマケキャンが圧倒的ですね。
転職サポートに関しては、TechAcademyも職場紹介やスカウトの制度はあるようです。
ただ、マケキャンにあるような以下のサポート制度はありません。
- 職務経歴書や履歴書の書き方
- 面接での話し方の指導
- キャリアカウンセリング
なにより重要なのは、マケキャンのみ転職保証がある点です。
転職保証は業界で唯一マケキャンのみ用意している制度です。
マケキャンは転職成功率が98%あるのですが、万が一転職できなかった場合は受講料の半額が返金されます(ただし20代に限ります)。
転職に対する安心感ではマケキャンが頭ひとつ抜きん出ている印象ですね。
5.受講料(マケキャンが最も高額)
受講料はマケキャンが最も高額です。
ここは受講にあたっては悩むポイントですね。
マケキャンbyDMM.com | TechAcademy | デジプロ | |
受講料(税別) | 598,000円 | 149,000円〜299,000円 | 350,000円 |
入会金(税別) | 30,000円 | 0円 | 30,000円 |
ただ、この受講料の高さはこれまで紹介してきたように以下が理由です。
- カリキュラムが最も濃密(総学習時間240時間〜)
- 戦略も学べる
- グループワークもカリキュラムに含む
- 転職保証制度がある
よく考えたいのはこの高い受講料を払ったときに、どんな将来が待っているかです。
以下はWebマーケターの役職ごとの年収レンジです。
一般社員:350万〜600万
リーダー・課長クラス:500万〜800万
部長クラス:700万〜1200万
部長以上:1000万〜
フリーランス:0円〜上限なし
これは私が働いていたヤフーの年収レンジや、お仕事でご一緒した企業さん、他のWebマーケターさんの数字を参考にした数字です。
戦略を学べるマケキャンを卒業すれば将来的にはリーダー・課長クラス以上を十分に狙えます。
しかし、戦略を学んでおかないと一般社員のレンジどまりです。
もちろん、それでも数年かけて昇進することはできるかと思いますが、元々戦略立案の手法を知っているか知らないかでは昇進のスピードにも大きく影響するでしょう。
受講料が20〜30万違うだけで卒業後の年収に100万単位の違いが生まれる
こうした可能性があります。
そう考えれば受講料の高さはすぐに取り返すことのできる「必要な投資」と考えることができそうです。
ちなみに、TechAcademyはプランがいくつかありますが、一番安い4週間コースは1週間に40〜50時間の学習が必要です。
これは1日の学習時間に直すと7〜8時間なので働いている方には厳しいかと思います。
なので、TechAcademyと比較する場合は16週間コース299,000円と比較しましょう。
6.無料体験(TechAcademyはあり。マケキャンは無料カウンセリング)
最後の主な違いは無料体験があるかないかです。
無料体験があるのはTechAcademyのみでした。
無料体験は事前に雰囲気を把握するために有効な手段ですよね。
マケキャンは無料体験の代わりに無料カウンセリングが用意されています。
- 事前にどんな雰囲気か確認したい
- 疑問点を実際に聞いてみたい
こういった場合はマケキャンの無料カウンセリングを活用しましょう。
まとめ
今回はマケキャンとTechAcademy、デジプロを比較しました。
ヤフー管理職の経験と、いまも独立してWebマーケティングを仕事にしている経験から解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
いくつか違いがありましたね。
マケキャンの受講料は高額ですし、ただWebマーケターになりたいだけでしたらマケキャン以外で十分です。
しかし、もしWebマーケターになった後も早くキャリアアップしたい、管理職や独立を目指したいならマケキャンが適しています。
もしもいま、
- 自分にはどんなキャリアがいいのかわからない
- 実際の雰囲気を感じてみたい
- 疑問があるから聞いてみたい
こういった不安を抱えている場合は、無料カウンセリングで解消しておきましょう。
カウンセリングを受けてみて「なんか違う」と感じたら入会しなくてOKです。
納得できる結論を見つけるために、この記事が参考になったら嬉しいです。