こんにちは、としきです。
この悩みにお答えします。
私はYahoo! JAPANという会社で8年間働き、Webマーケティングの管理職をやってきました。
Yahoo! JAPAN退社後は独立して数々の企業さんのマーケティングのお手伝いをしています。
今回はそんな私がマケキャンについて以下を解説します。
この記事でわかること
- マケキャンでなぜ管理職や独立が狙えるか(結論:戦略が学べるから)
- マケキャンのカリキュラムのどの部分が戦略スキルに当たるか
- 他スクールでも戦略スキルは学べるか
- 戦略スキルがあるかないかで年収はどれくらい違うか
マケキャンなら管理職や独立も狙える
マケキャンを卒業し転職すれば管理職や独立、フリーランスも十分に狙えます。
なぜかというと、マケキャンでは戦略スキルも学べるからです。
一般社員と管理職で求められるスキルは違いますよね。
その代表例が「戦略スキル」です。
戦略立案ができればチームを率いる立場の管理職も狙えますし、自分の事業として独立することも可能です。
しかし、戦略立案ができないと一般社員止まりです。
将来的に管理職や独立などのキャリアアップを視野に入れるなら戦略スキルを学んでおくことをおすすめします。
戦略スキルって?マケキャンのカリキュラムを紹介
このように戦略スキルはとても重要性なのですが、ここで戦略スキルとは何かについて解説します。
戦略スキルって?
戦略スキルとは、
- 課題を抽出
- 課題の解決手段を策定
- チームやプロジェクトに落とし込み実行
- 実行した結果をまとめて報告
ここまでの一連の流れだと理解してもらって大丈夫です。
これができれば管理職としてチームを導くことができますし、独立も可能ですね。
逆にこれができなければ、上司が策定した戦略に従う「いちメンバー」という位置づけになります。
もちろん入社してから戦略スキルを学ぶこともできるのですが、入社前から基礎的な思考法を知っているか知らないかは、昇進スピードに大きく影響します。
マケキャンのカリキュラムのどれが戦略スキルか
ここでマケキャンのカリキュラムを見てみましょう。
1〜2ヶ月目:基礎編
以下が最初の2ヶ月のカリキュラムです。
平日はインプットがメイン、土曜はグループワークでのアウトプットがメインですね。
戦略立案スキルに該当するものには下線を引いておきました。
- Webマーケティングの基礎と用語
- Webマーケティングの業界理解
- 検索広告概論(Google,Yahoo!)
- ディスプレイアドネットワーク概論①(ターゲティングの仕組み・設計)
- SNS広告概論
- 顧客課題分析のポイント
- プロジェクト管理
- ディスプレイアドネットワーク概論②(DSP、フィード広告)
- データ解析
- 戦略立案フレームワーク実践
- リスティング広告アカウント構造理解
- ディスプレイ広告アカウント構造理解
- SNS広告配信設計
- メディア選定プランニング
- 広告効果測定の仕組み
- アカウント構造演習
- レポーティングの提案と実践
最初の1〜2ヶ月でWebマーケターとしてに基礎を網羅するイメージですね。
顧客課題分析のポイント
これはまさに先ほど紹介した「課題を抽出」にあたります。
顧客や会社にどのような課題があるのか、それをどのように分析すればよいかを学びます。
戦略立案フレームワーク実践
見つけた課題に対して
- どのように戦略を立てるか
- どんな施策に落とすか
を土曜日のカリキュラムの一部である「戦略立案フレームワーク実践」で学びます。
紹介したとおり、マケキャンは平日はインプット主体で、土曜日はアウトプット主体になっています。
実践をとおすことでしっかりスキルが定着するので安心ですね。
メディア選定プランニング
「メディア選定プランニング」は「戦略立案フレームワーク実践」の延長のような感じですね。
戦略立案をした結果、どのメディア(Google、Yahoo、Facebook、Twitter…など)で施策を実行するか、広告配信をするかの選び方を学びます。
プロジェクト管理
そして、施策ごとのプロジェクトをどのように管理していくかは「プロジェクト管理」にあたります。
管理職なら必須の項目です。
レポーティングの提案と実践
施策の実行後は上司や取引先へ報告する必要があります。
この報告の仕方によって評価が左右されるといっても過言ではありません。
施策を実施して終わりでなく、次につながるレポーティングをすることが重要です。
3ヶ月目:実践編
最初の1〜2ヶ月で、戦略スキルを含めWebマーケターとしての基本的なスキルを学びます。
そして、最後の3ヶ月目はひたすらアウトプット主体になります。
3ヶ月目は以下の通り、戦略立案、施策立案をひたすら叩き込む形になるので、「知識」ではなく「スキル」として定着させることができます。
クライアントの課題分析と施策立案×2
- プロダクト(サービス調査)
- ヒアリング(課題の洗い出し)
- 施策立案
- 提案書作成
- 代理店担当者に提案
マケキャンではこのように戦略立案にかなり重点を置いています。
スクールを卒業して終わりでなく、その後のキャリアアップも視野に入れたカリキュラム設計になっていますね。
他スクールのカリキュラムには戦略スキルがない
では、マケキャン以外で戦略立案スキルが学べるかというと、実は難しいです。
以下に代表的なマーケティングスクールのカリキュラムをざっくりまとめてみました。
公式サイトでは難しい専門用語でカリキュラムが紹介されていますが、カンタンにまとめるとこんなイメージです。
マケキャン | TechAcademy | デジプロ | |
広告運用スキル | ○ | ○ | ○ |
データ分析スキル | ○ | ○ | ○ |
戦略スキル | ○ | × | × |
目指せる役職 | 一般社員 管理職 フリーランス | 一般社員 | 一般社員 |
他スクールは「作業者」としてのWebマーケターになるには十分かなという感じです。
ただ、管理職や独立、キャリアアップを考えると少し物足りないですね。
このあたりはWebマーケターとしてどうなりたいか次第ではありますが、どうせなら最初から戦略スキルも身に付けておく方がいいかとは思います。
他スクールとの比較はこちらの記事でもまとめています。
戦略スキルがあるとどれくらい年収が変わる?
では、この戦略スキルがあるかないかで、どれくらい年収に違いが出るのでしょうか。
こういう考えもありますよね。
しかし、戦略スキルがあるかないかで年収は数百万円も変わります。
以下は、Webマーケターの役職ごとの年収イメージです。
役職ごとの年収イメージ
一般社員:350万〜600万
リーダー・課長クラス:500万〜800万
部長クラス:700万〜1200万
部長以上:1000万〜
フリーランス:0円〜上限なし
こちらの年収レンジは
- 私がヤフーで働いていた時の年収
- 転職エージェント経由で私にオファーがあった求人の年収
- これまでお仕事でご一緒したWebマーケターの年収
これらをベースに概算したものです。
厳密に統計をとったわけではないですが、概ね正しいと思います。
Webマーケターの年収はそもそも高くて、dodaの調査によるとWebマーケターの平均年収は541万円だそうです。
国税庁が発表しているサラリーマン全体の平均年収が441万円なので、Webマーケターの方がちょうど100万円高いですね。
このようにWebマーケターは年収が高いのですが、もし戦略スキルがなければ一般社員(350万〜600万)どまりです。
しかし、戦略スキルがあればそれ以上も十分狙えます。
先ほどの役職ごとの年収レンジで言うと、リーダー・課長クラス以上ですね。
ちなみに、各マーケティングスクールの受講料はこういった感じです。
マケキャンbyDMM.com | TechAcademy | デジプロ | |
受講料(税別) | 598,000円 | 149,000円〜299,000円 | 350,000円 |
入会金(税別) | 30,000円 | 0円 | 30,000円 |
マケキャンが一番高額でして、他スクールより20万〜30万円高いです。
しかし、受講料も高いですがそれ以上に卒業後にもらえる年収も高いです。
マケキャンの受講料:他スクールより20〜30万円高い
マケキャン卒業後の年収:他スクールより100万円以上高い
最初の2〜30万円の違いが将来的には100万円に化けるイメージですので、余裕で取り返せますね。
まとめ
今回はマケキャンなら管理職や独立も狙えるという話をしました。
要点をまとめるとこんな感じです。
- マケキャンでは戦略スキルが学べるので管理職や独立が狙える
- 他スクールでは戦略スキルはカリキュラムに入っていない
- 戦略スキルがあれば年収が100万円以上高くなる
- 受講料はマケキャンが最も高いが、卒業後の年収が100万円は上がるのですぐ取り返せる
私のブログではこのようにマケキャンのメリットやデメリットをどこよりも詳しく紹介しています。
また、マケキャンでは無料カウンセリングも行っています。
興味がある方や直接聞いてみたいことがある方は、一度無料カウンセリングを受けてみるとよいと思います。